「私が社長で、私が社員!?」フリーランスエンジニアが契約書の山と戦って気づいた“責任”の重さ

フリーランス

2025年12月某日:エージェントから届いた5通のPDF

こんにちは!
フリーランスとして在宅案件を探し始め、いよいよ具体的に動き出した今日この頃です。

エージェントさんとの面談を終えて、「よし、頑張るぞ!」と気合を入れた瞬間に届いたのが、5通のPDFファイルでした。

  1. 個人事業主用誓約書
  2. 機密保持契約書(NDA)
  3. 個人情報保護に関する覚書
  4. リモート作業に関する誓約書
  5. 業務委託注文書・注文請書

画面を埋め尽くす「甲」と「乙」の文字……。
これまでは会社が用意してくれた書類に判を押すだけでしたが、
一文字ずつ読み進めるうちに、ハッと気づいたんです。

「そうか、フリーランスってことは、私が社長で、私が社員なんだ」

何かあれば自分が全責任を負う。この書類の山は、その「覚悟」を形にしたものだったんですね。


「仕様書」だと思えば、エンジニアにも読み解ける!

契約書というと難しく聞こえますが、エンジニアの視点で見ると、これは一種の
「自分をどう管理するかという仕様書」なんだなと感じました。

  • 作業場所の仕様: カフェやコワーキングスペースはNGで、自宅か取引先のみと決められています 。
  • 情報漏洩の例外: 万が一トラブルが起きた場合、虚偽の報告をせず、速やかに解決のために動かなければなりません 。
  • 環境のアップデート: OSを最新に保ち、ウイルス対策を徹底し、アプリのインストールも申請制です 。

特に「アプリのインストール申告」には少し驚きました。
自分のPCで作業する場合でも、厳しいチェックが必要になるんですね。
でも、訴訟などのトラブルを未然に防ぐためには、
これくらいの「危機感」を持って自分を管理するのが当たり前なんだ、
と身が引き締まる思いでした。


意外だった「お金」のルール

もう一つ、驚いたのが「支払い」の話です。
今回の条件は「翌月15日払い」という非常にスピーディーなものでしたが、
調べてみるとフリーランス業界では30日〜45日後というケースも多いそうです。

仕事をしてから現金が手元に来るまで、1ヶ月以上のラグがある……。
まるで物流業界のようなキャッシュフローですよね。
このお金の動きを管理するのも、社長としての重要な仕事なんだなと実感しました。


これからフリーランスを目指す方へ

まだ調べ物を始めていない方に伝えたいのは、
フリーランスエンジニアは「コードを書く自由」を手に入れる代わりに、
「自分を守る責任」もセットで引き受けるということです。

契約書に書かれている一文一文は、正しく守っていれば自分を守る盾になります。

  • 自分が「社長」として、この条件で契約できるか?
  • 自分が「社員」として、このルールを徹底できるか?

この両方の視点を持って書類に向き合うことが、
フリーランスとしての最初の大事な仕事なのだと痛感した一日でした。


まとめ:今日学んだ「リスク」のチェックポイント

  • 著作権は注文者に帰属することを理解しているか?
  • 損害賠償の範囲や責任をしっかり確認したか?
  • 支払い時期(サイト)は生活に支障がないか?
  • リモート作業のルール(公衆無線LAN禁止など)を守れるか?

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